失敗しない交通事故示談交渉のタイミングとは/町田神永法律事務所(東京都町田市/相模原市)

失敗しない交通事故示談交渉のタイミングとは

交通事故に遭遇してしまった場合、相手方との示談交渉というものが必要になります。一度示談が成立してしまうとそれを再び覆すのは難しいことが多いです。そこで、示談交渉のタイミングがポイントとなります。

物損の場合の示談交渉は事故による物損が確定された後に行われます。そのため比較的早期の段階で示談交渉が行われ、早期解決されることが少なくないです。これに対し、人身損害の示談交渉のタイミングは事故を原因とする傷害が医師により完治または症状が固定されたと判断された時点、後遺症がある場合には後遺障害等級が確定された時点の後に行われます。そのため、治療が長期化した場合にはそれだけ示談交渉を遅れることがあります。
しかし、被害者が示談交渉を行う場合には時効期間3年が経過してしまわないよう注意する必要があります。

被害者の治療が長期化してしまうと加害者側の保険会社から示談交渉についての話を持ちかけられることがあります。この場合、被害者に応じる義務はないにもかかわらず、相手のいわれるままに示談をしてしまい、被害者が損をしてしまうという結果を生じさせてしまうことがあります。
また、通常は事故被害者と示談のやり取りをするのは加害者の加入している保険会社であることが多いです。そのため、交通事故の処理という経験値に差が生じてしまい、被害者がうまく言いくるめられてしまう事もあります。
よって、交通事故の示談交渉が不安な場合や保険会社の対応に疑問を抱く場合等々、示談交渉を行う場合には交通事故について専門的知識を持った弁護士に早期に相談することが紛争の円滑な解決の糸口となります。

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