後遺障害14級とは/町田神永法律事務所(東京都町田市/相模原市)

後遺障害14級とは

「交通事故により、大怪我を負ってしまった。このまま後遺症が残る可能性があると医師に告げられたが、後遺症について賠償はしてもらえるのだろうか。」
「後遺症と後遺障害は異なるものだと聞いたが、いったいどういった違いがあるのかよく分からない。」
交通事故の被害に遭われてしまった方のなかには、後遺障害についてこうしたお悩みをお持ちになられている方が少なくありません。

このページでは、交通事故にまつわる数多くのキーワードのなかから、後遺障害についてスポットライトをあてて、くわしくご説明してまいりたいと思います。

■後遺障害とは
まずは、後遺障害について整理しておきましょう。
交通事故における後遺障害とは、交通事故の被害に遭い負ってしまった後遺症のなかでも、自賠法施行令に定められた等級を満たすほど重いと認められたものをさします。
自賠法施行令とは、自動車損害賠償保障法施行令の略称であり、自賠法施行令には1級から14級までの等級が定められています。

後遺障害の等級が認定されると、後遺障害についての慰謝料や、後遺障害についての逸失利益を加害者に請求することが認められます。
後遺障害についての慰謝料とは、交通事故によって後遺障害を負ってしまったということについての精神的な損害についての損害賠償のことをさしています。
後遺障害についての逸失利益とは、交通事故によって後遺障害を負ってしまうことがなければ得ることができていたと考えられる収入などの利益のことをさします。

■後遺障害14級とは
後遺障害には、1級から14級まであり、自賠法施行令にて基準が定められています。
ここでは後遺障害14級に認定される基準について取り上げます。

後遺障害14級の基準には、1～9号まで具体例が列挙されています。
たとえば、1号は、「1眼のまぶたの一部に欠損を残し、またはまつげはげを残すもの」とされています。
これは、片目のまぶたが十分に閉じることができない状態や、まつげが半分以上生えてこなくなってしまった状態をさします。

また、7号は、「一手のおや指以外の手指の遠位指節間関節を屈伸することができなくなったもの」と規定されています。
こちらは、片手のおや指以外の指で、第一関節を曲げ伸ばしできなくなった状態をさします。

このように、後遺障害の等級の基準は専門用語が用いられているため、一般の方には判断がつきにくいものとなっています。
この点は、後遺障害11級、12級、13級など、14級以外の後遺障害等級についても同様です。
後遺障害について適切に判断するためには、法令の十分な知識が必要であり、後遺障害診断書を作成する医師への説明も必要です。

法律と交渉についてのプロフェッショナルである弁護士に相談することで、被害者の方の後遺障害についての負担は大きく減らすことができます。

町田神永法律事務所は、相模原市、座間市、大和市、町田市をはじめとして神奈川県で広く活動しています。座間駅(小田急小田原線)周辺地域にお住まいの方、東林間駅(小田急江ノ島線)周辺地域にお住まいの方、中央林間駅(小田急江ノ島線)周辺地域にお住まいの方の相談に対応しておりますので、交通事故における損害賠償問題や後遺障害の認定などの他、「自動車保険の等級について知りたい」、「示談金の相場について知りたい」といったお悩みをお持ちの方は、町田神永法律事務所の交通事故専門弁護士までお気軽にご相談ください。
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