死亡事故で請求できる賠償金の種類/町田神永法律事務所(東京都町田市/相模原市)

死亡事故で請求できる賠償金の種類

■死亡慰謝料(精神的損害についての損害賠償)
慰謝料とは、精神的な損害についての損害賠償です。
死亡事故の場合は、被害者自身についての慰謝料と遺族への慰謝料を合わせて請求することができます。

■財産的損害についての損害賠償
①積極損害
積極損害とは、被害者が交通事故の被害に遭うことでやむを得ず支払うことになった経済的な損害のことをさします。
死亡事故の場合には、被害者が死亡するまでの入院費や治療費などの医療関係費、その他葬儀関係費などを積極損害として請求すること可能です。
葬儀関係費とは、葬儀費用や墓碑建立費などで、総額170万円程度まで認められています。ただし、香典返しの費用は認められません。

②消極損害
消極損害とは、被害者が交通事故の被害に遭わなければ得る事ができていた経済的利益についての損害をさします。
死亡事故の消極損害は、逸失利益と呼ばれています。
逸失利益とは、被害者が将来的に得られていたと考えられる収入の推計です。
逸失利益に計算には賃金センサスなどが用いられます。

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